伊豆半島の旅

2002-08/15〜2002-08/17
画像クリックで拡大表示します。


 今回の旅はすべて息子夫婦からのプレゼント。私たち夫婦は息子夫婦が交代で運転する自動車の後部座席に座っているだけの大名旅行であった。


2002-08/15(木)

前日の晩に迎えに来た息子達の運転する車で朝10時過ぎに自宅を出発しアクアライン/東名経由で沼津へ。お盆休みと重なり相当の混雑も予想されたが特に渋滞も無く順調に走って2時間ほどで沼津に着いた。まずは昼食をと沼津漁港近くの寿司屋へ。どの店も混雑しているようであったが私達が行った"魚がし"も入り口前に行列が出来ていて9組待ちと言う。あちこち迷っていても仕方ないので名前を書いてから、順番が来るまで近所の雑貨屋さんのウィンドウショッピングで時間をつぶす。小1時間待たされてやっと順番が来た。テーブルに着きメニューを見ながら各自2000円から3000円の盛り合わせを注文する。10分ほど待つと注文した寿司がきた。普通はメニューの写真より実物の方が小さいと思われるのに、ここのネタはなんと大きな事か。壁の張り紙には、この店は魚市場のセリの権利を持っていて新鮮な魚を安く提供できると書かれていたが、あまりのネタの大きさに驚いてしまった。大きいだけでなく新鮮でうまい。吸い物は大きな椀にカニ一匹が丸ごと入っていて出汁が良く効いていてこれまたうまい。1時間近くかけて昼食を堪能し修善寺へ。数年前に来た時寄った麦藁細工の店に立ち寄ると、たった一人麦藁細工の伝統を受け継いでいた工芸士のお爺さんは昨年の8月末に他界してしまったと言う。前回会った時後継者がいないと心配していたことが現実になってしまった。今はまだお爺さんが健在の頃作りためた作品を店に並べて販売しているものの、それがなくなったときには伝統の技も途切れてしまうと思うと大変残念である。応対した娘さんが後を継いでいるとは言っていたが、簡単に技術を継承できるわけもなくまだ簡単な作品しか作れないようだった。

修善寺
修善寺

修善寺を後にして堂ヶ島のホテル(new銀水)へ着いたのは午後5時を少しまわっていた。
部屋に入って窓から外を眺めると目の前にホテル専有のプライベートビーチやプールが見える。部屋に荷物を置いて、息子夫婦はプールへ泳ぎに私達老夫婦は海岸へ散歩に出る。プライベートビーチは半島や島に囲まれて景色がすこぶるいい。海岸に咲く野草の花を撮ろうとデジカメを持って行ったが夕刻でもあり花もしぼんでいるので明朝出直す事にしてホテルに戻る。ホテルには室内プールも何箇所かあって子ども達の歓声が響いていた。

プライベテートビーチ プライベテートビーチ
プライベートビーチ 部屋からプライベートビーチを望む

夕食は部屋食で、次々に食事が運び込まれてくる。テーブルを追加しても全部並べきれず食べ終わった皿を片付けてから更に料理が追加される。歳をとったせいか普段あまり量を食べないので、食器の数を見ただけで圧倒されてしまった。味は薄味、老人にはピッタリである。食事しているとドーンドーンと低い音がかすかに窓に響くので見ると南の方の2箇所で花火が上がっている。仲居さんに聞くと松崎で花火大会が開催されていると言う。夕食後は部屋の照明を消して特等席でしばし花火見物を楽しむ。 花火見物のあとは温泉へ。温泉地のホテルに泊まる時はいつも風呂は何時頃空いているかを気にするが、このホテルの大浴場は大変広くて大浴槽のほかサウナ、うたせ湯、露天風呂等が有り洗い場の数も多いので、相当な人数が入浴していると思われるのに人影は少なく、温泉三昧を楽しむことが出来た。夜空を眺めようと露天風呂へ出たが周囲が明るすぎるのかあるいは雲が有ったのか残念ながら星を見ることは出来なかった。


2002-08/16(金)

朝、暑くならないうちに花の写真を撮ろうとホテル前のプライベートビーチへ散策に出たが、7時では既に陽は高くのぼり湿度も高いのでじっとしているだけで汗が噴出してくる。目の中にも汗が入ってくるので写真を撮るどころではなく、10枚ほどの写真を撮っただけでホテルへ逃げ帰ってしまった。

ボタンボウフウ ママコノシリヌグイ ハマナタマメ
ボタンボウフウ ママコノシリヌグイ ハマナタマメ

朝食は9階のレストランで海を見ながらのバイキング。料理の種類は他のホテルのバイキング朝食と同程度か少し多いくらいで特記するほどの事は無い。妻は漬物の種類が多くてがうまいといっていたがさてどうか。
朝食を済ませホテルを出る頃は既に午前10時を少しまわっていた。最初の観光は堂ヶ島洞窟巡り観光船。加山雄三記念館を通り抜けて観光船乗り場へ。船は何艘も出ているらしくすぐに乗れた。

洞窟巡り観光 洞窟巡り観光 洞窟巡り観光
洞窟巡り観光

落盤で洞窟の天井にポッカリと孔があいた"天窓洞(天然記念物)"では、空から降り注ぐ光が海中で屈折して、海面がコバルトブルーに輝いている。カプリ島の青の洞窟では波が荒くて船が出ず入洞を断念したが、ここでその縮小版を見せて貰ったような気がする。

洞窟巡り観光 堂ヶ島海水浴場
洞窟巡り観光 堂ヶ島海水浴場

洞窟巡り遊覧のあとは、滝めぐりに出発。堂ヶ島から伊東西伊豆線で仁科峠、風早峠、湯ヶ島を経て浄蓮の滝へ。ガイドブックによると伊東西伊豆線は「運転の好きな人におすすめのルート、初心者には難しい」とある。なるほど山の中の道はカーブが多く対向車が突然眼前に現れる上に道幅が狭くすれ違いもままならない。そんな道を20数キロ走ってやっと浄蓮の滝へ到着。駐車場からは徒歩で、下り坂を100mほど行くと滝音が聞こえてくる。狩野川の支流本谷川にある浄蓮の滝は高さ25m幅7mで伊豆半島では最大級の滝。滝の下流にはその水を利用したワサビ田が川沿い続く。
そこから南下して天城峠を越え河津七滝を観光する。河津川の上流にある河津七滝は、上から釜滝(カマダル)、エビ滝(エビダル)、ヘビ滝(ヘビダル)、初景滝(ショケイダル)、カニ滝(カニダル)、出会滝(デアイダル)、大滝(オオダル)の七つで構成される。中でも最上流にある釜滝(高さ22m幅2m)は規模では大滝(高さ27m幅7m)に叶わないものの周囲の緑に溶け込んで七滝の中では一番素敵で気に入った滝である。ゆっくりと1時間かけて七滝からマイナスイオンを吸収しリフレッシュして帰途に着く。

風早峠
風早峠
浄蓮の滝 河津七滝(釜滝) 河津七滝(エビ滝)
浄蓮の滝 河津七滝(釜滝) 河津七滝(エビ滝)
河津七滝(ヘビ滝) 河津七滝(初景滝) 河津七滝(カニ滝)
河津七滝(ヘビ滝) 河津七滝(初景滝) 河津七滝(カニ滝)
河津七滝(出会い滝A) 河津七滝(出会い滝B) 河津七滝(大滝)
河津七滝(出会い滝A) 河津七滝(出会い滝B) 河津七滝(大滝)

5時過ぎにホテルに帰着しすぐに温泉へ。ゆっくりと湯に浸かって汗をあらい流す。夕食は昨晩と同じく部屋食で、またまた食べきれないほどの料理が運び込まれる。そして、窓の外を眺めると昨晩より一周り大きな花火が見えるではないか。中居さん曰く『昨日松崎の花火と言ったのは間違いで、松崎の花火大会は今日でした』と。果たして昨日のは何処の花火大会だったのだろう。二日続けて特等席で花火を楽しむ事が出来たのはなんとも幸運。

2002-08/17(土)

帰路、戸田漁港の漁協直売店で妻がお土産のモズクを購入。車に乗ってから産地を調べたら沖縄産と書かれているではないか。何も伊豆まで来て沖縄産を買うことも無いと思うがひょっとすると産地偽装で本当の産地は伊豆産だったりして・・・なんて事は無いか。
戸田村の展望台で小休憩。御浜崎海水浴場のパラソルが点のように見える。反対側に位置する富士は頂上が見えるだけで他は雲に隠れていて、残念ながら全体は見えない。

戸田漁港 御浜崎海水浴場 戸田展望台からの富士
戸田漁港 御浜崎海水浴場 戸田展望台からの富士

沼津ICから東名に乗り東京方面へ。途中御殿場で降りアウトレット店(GOTEMBA PREMIUM OUTLETS)へ。隣接する駐車場は満車のため少し離れた駐車場に誘導され無料送迎バスに乗って店にむかう。GOTEMBA PREMIUM OUTLETSには数十の店舗が並びブランド品が半額近くで購入できると有ってテーマパークのような賑わいである。2時間ほどウインドウショッピングして再度東名に乗りアクアラインを経由して、午後6時過ぎに無事自宅に帰り着いた。