鬼怒川温泉

2004-08/11〜2004-08/13
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毎年夏の恒例行事になったような息子夫婦からの招待旅行、今年は鬼怒川温泉の旅をプレゼントされた。


2004-08/11(水)

前日の夕方帰省した息子夫婦の運転で早朝6時半に自宅を出発。途中首都高小菅IC付近は11kmの渋滞と表示が出ているの見て、首都高を少し迂回して東北道へ。まあどんなに道が渋滞しようと私と妻は目的地に着くまで後部座席に座っているだけだから気楽なものである。
那須ICを降りたのが午前11時15分。そこから那須高原のリゾート地を抜けて乙女の滝へ。沢名川にかかるこの滝は落差10m幅5mの小さな滝ではあるが、滝壺まで歩いていくと冷たいしぶきが顔にかかって猛暑の中、なかなか気持ちがいい。
20分ほど滝で遊んでから次の目的地「沼原湿原」へ。未舗装の山道を土ぼこりをあげながら数km行くと沼原調整池の駐車場に着く。そこから徒歩で20分ほど林の中を歩いていくと沼原湿原に出る。30〜40分で一周できる位のこじんまりとした湿原ではあるが木道も整備されサワギキョウ、キンミズヒキ、ノアザミ、ワレモコウなどの花々に沢山の赤とんぼも舞う素敵な湿原であった。

乙女の滝
乙女の滝
沼原湿原
沼原湿原

那須高原から鬼怒川温泉に向かう途中塩原の雄飛(ユウヒ)の滝に立ち寄る。雄飛橋際の駐車場に駐めて、鹿股川スッカン沢渓谷沿いの雄飛の滝線歩道を1kmほど進むと素簾(ソレン)の滝がある。崖に沿って流れ落ちる玉すだれのような滝なのだが木立に隠れてほとんど見えず写真にするのが難しい。次にあるのが舞姫の滝で、最初に見つけた人の名前から仁三郎(ニサブロウ)の滝とも呼ばれているこの滝は落差はあまりないが水量が豊富なので、スッカン沢にある滝の中では最も豪快である。一番奥にあるのが雄飛(ユウヒ)の滝で、観瀑台の前の薄暗い崖を伝って落ちてくる数条の糸のような水流が夕日が暮れるのも忘れるほど美しいと言われる事から命名されたらしいですがはたして如何でしょうか。

スッカン沢
鹿股川
舞姫の滝
舞姫の滝
素簾の滝
素簾の滝
雄飛の滝
雄飛の滝

今日の宿は鬼怒川温泉のホテル「山楽」。7階の角にある部屋で和室三間と洋室一間。それだけでも十分に広すぎるのに、毎回の食事には隣室が専用に使われる。なんだか勿体無いとは思うが、高速道路が整備され日帰り温泉がブームになり、寂れていく宿泊温泉が話題にのぼる中で、温泉旅館の生き残りをかけた戦いも熾烈らしい。
夕方薄暗くなった頃、部屋の窓下に流れる渓流を見ると明かりをともした沢山の灯篭が流れてきた。仲居さんの話では13日から温泉街の祭りと言っていたので流し灯篭はその時の予行演習かも知れない。





2004-08/12(木)

二日目晴れ。今日は奥鬼怒まで出かけるので午前8時にホテルを出発。鬼怒川に沿ってくねくねとした狭い山道を女夫淵(メオトブチ)まで行き、そこに駐車してあとは徒歩。駐車場前の売店で作ってもらったお握りを持ってハイキングへいざ出発。渓流沿いの道を1時間半ほど歩いて標高1,400mの「八丁湯」に到着。八丁湯の宿のご主人に鬼怒沼湿原に行きたいと話をすると、『行くだけで片道3時間近くかかるので、今からではとても無理』と言われ、急遽目的地をヒナタオソロシの滝見物に変更。
八丁湯の次にある温泉「加仁湯」では春日野部屋の力士が合宿しており、河原に大きなテントが張られその横の岩の上には沢山のまわしが干されていた。次の「日光沢温泉」を通過して10分ほどで鬼怒沼の登山道から滝展望台方面への分岐点に到着。途端にそれまでのダラダラ道が一変して急な登り坂になる。その坂をふうふう言いながら30分ほど登ってやっとヒナタオソロシの滝展望台に到着。滝は遠く谷の向こう側で木々に覆われていて全体を一望する事は出来ないが、落差は数百mはあろうかと思われる滝の威容は充分に伝わってきた。
今日は山道を2万歩以上歩いたので少々疲れた。ホテルに帰りすぐに風呂、そして夕飯も済んで部屋で休んでいると9時半からジャズの生演奏があるというので聴きに行く。ピアノ,ドラム,ベースのトリオで聴衆は10数人ほど。あまり盛り上がりがないまま30分のライブは終了してしまった。

奥鬼怒の清流
ヒナタオソロシの滝
遠望
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2004-08/13(金)

今日は鬼怒川ライン下りの予定。船乗り場に着くと窓口には次に出る船はもう満席の札が。息子たちが既にホテルで乗船予約をしていたので、私たちは待たずに乗ることが出来るらしい。全くの大名旅行である
河原に降りて長い行列の後ろに並び乗船開始を待つ。20人乗りの船が10艘、乗船開始とともに満席になった船から次々に鬼怒川に漕ぎ出す。川の水量が少ないのか時々ゴツンゴツンと船底に川底の石が当たる音がする。船の周囲には透明ビニールが張ってあり、流れが激しいところでは船頭の合図でそのビニールを持ち上げて飛沫がかかるのを避けるようになっている。今日は水量があまりないのでそれほどのしぶきもないが、水量が多い時はビニールでは防ぎきれずびしょ濡れになる事もあるらしい。水面は手が届くほど近く、炎天下ではあるが川面を流れる風が気持ちいい。

鬼怒川ライン下り
さあ出発
楯岩
ゴリラ岩
ラフティングも

30分ほどで涼しかったライン下りも終了し船着場に到着。船から上がった途端にじりじりと突き刺すような陽射しが肌に痛いほど。その上、駐車場まで戻るバスの乗り場はライン下りから下船した200人の大群衆の熱気が溢れ、バスが来るまでの20分の長かったこと。
今日は13日、大渋滞が予想されるので少し早めに帰路に着いたが思ったほどの渋滞もなく順調に走れる。途中埼玉の実家に3時間ほど立ち寄ったので、東京に着いたときはもう夕暮れ。風のない日の東京はなんと空気の汚れていることか。

夕景

温泉と食べきれないほどの食事、湿原とそこに咲く花々、小鳥の声を聴きながらの渓流と滝を巡る旅、鬼怒川のライン下りなど沢山の思い出が出来た旅であった。